HSPという言葉を耳にしたことはありますか?
筆者が子どもの頃の昭和の時代には、なかなか一般には聞かれない言葉でしたが最近は書籍やSNSなどでもたくさん見かけるようになりました。それだけ、これまで悩んでいた方々が多かったということでしょうか。
かくいう、筆者もHSPです。
これまで「繊細で敏感」という言葉のイメージは、細かいことでも気にしすぎたり、落ち込みやすそうになったり、不安感などのネガティブ要素が強い意味合いに捉えていた人が多かったのかもしれません。
しかし今は風の時代に突入しました。新しい現代では、繊細で敏感なことは決してネガティブなことではありません。
今回はHSPに焦点を当てるとともに、解説などもいれています。
この記事を読んでくださったかたがホッと安心して、ポジティブに前を進んでいける、そんなお手伝いをさせていただければなあと思います。
気持ちをリラックスしてゆったりお読みくださいね。
HSPとはどういうもの?
HSPは”Highly Sensitive Person”(ハイリー センシティブ パーソン)と呼びます。
決して障害や病気の診断を表す名前ではありませんし、生まれつきの先天性であるということが研究でもわかっているようです。※参考 https://besli.jp/highly-sensitive-person-2.htmlより
「生まれつき繊細で感受性が大変強く、聴覚・感覚などの敏感な気質を持った人」を指します。
わかりやすくいうと
♦「繊細な人」
♦「他人の気分に左右されやすい」
♦「微妙な環境な変化に気づきやすい」
♦「忙しくなりすぎると混乱する」
♦「競走させられたり緊張下では、実力が発揮できない」
など挙げられます。
私自身も経験がありますが、集団生活(学校・仕事)で馴染めない、つらい、生きづらいというのは、HSPの気質でとても繊細であるが故だと考えられます。(私は100%当てはまりました)
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そこで次はHSPの3つの特性をみていきましょう。
HSPの特性3つ
1:深く丁寧な情報処理
深く丁寧な情報処理とは、今いる場所や、目の前の環境や事柄について、じっくりと深く読み取り考えていること。
HSPの性質の場合、「遠い目をしている」様子や「心ここに在らず」である様子がよく表しています。
その場の空気や人の空気も読み取り、頭の中で丁寧に情報処理をしています。読み取る能力に長けているので、疲れてしまうこともあるのではないでしょうか。
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2: 敏感ゆえに傷つきやすく疲れてしまう
多感で敏感ゆえに、過剰に刺激を受けやすいのもこのタイプには多いようです。人の些細な行動にも気にしすぎてしまったり、顔色を伺ってしまうなど、気疲れしてしまう人も多いでしょう。
そうなると傷つきやすく体調にも出てしまうことも。そして敏感なのはその人によって様々です。匂いや環境音、人の言葉や場の空気、味覚や照明などの光などもストレスになってしまうことがあります。
3:共感力がずば抜けて高い
他人の感情を読み取りやすく、人の気持ちを共感しやすいという特性もあります。
このタイプの方だと、周りの人が塞ぎ込んでいたり、悲しい気持ちだったりするときに敏感に感じ取り、自分までそのような気分になってしまいます。ポジティブな場合は良いかもしれませんが、反対の感情だと大変心が疲れてしまう特性です。
HSPの長所【これからは自由に】
HSPの人は本来、誰よりも感受性が非常に豊かで、「創造性」「イメージ力・空想力」を生み出すパワーがあります。
しかし、集団生活や他人との関わりの中で、繊細で敏感ゆえに傷つき、自信をなくし自己を否定してしまい、苦しんでいるHSPの人も多いというのも事実です。ひとりでも多くのHSPの人に、この事実を知ってもらって、向き合うことで、知ることで何かちょっぴりでもポジティブな方向に向かうはず。
私自身、もっと早くにHSPだと知っていれば、もっと肩の力を抜いて安心して生きていけたんではないかと強く感じます。
敏感なアンテナを持っているHSPは、それぞれ人によって特化した才能も豊かです。音楽家、小説家、絵や漫画を書いたりとクリエイティブな職業にも向いています。
人の気持ちが繊細に読み取り、細かくわかる人は、相談されたり人の話を聞くのもとても上手。思いやりがあって優しい人が多いです。
並外れた感の鋭さや、人の気持ちを察知する能力などの共感力は、教師や保育士、カウンセラー、福祉・医療関係などの職についている人もいるそうですよ。その職業につかなくても、身近な家族や友人など大切な人を支えてあげることができますね。
今まで、悩んで苦しかった自分を、責めないでください、繊細で敏感なことは長所なんですから。
筆者は本当にずっと攻めていました…いつも自信がない自分や人にビクビクしていた自分を。今はそれがわたしのスーパー能力だと逆にドヤ顔☆だってすごくないですか?顔色読めるんだもん!
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HSPを知り、向き合うことでフッと心が軽くなる
HSPをネットやSNSなどで知った方は多いのだと思います。なにかとメディアでも話題に上がることも増えています。
それだけ、社会や学校の集団生活や、他人との関わりのなかでHSPがゆえに辛く苦しい思いをしている人が多い(今までも多かった)ということではないでしょうか。
少しでも自分がHSPなのかなと感じた方は、堂々とHSPであるということを受けとめてくださいね。
HSPはたくさんの素晴らしい素質と、優れた能力、長所があります!
本質を知ることで、自分と向き合える。自分は最大の「味方」になってくれると、本サイトではお伝えしたく思います。
この記事を読んだ方の心がホッと軽くなり肩の力がふわっと抜けますように♪
■最後まで読んでいただきありがとうございました。感謝いたします。
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